2016.3.15
「冷え顔」が肌老化を加速させるメカニズムとは?
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顔の冷たさが肌老化を加速させている!?
自宅の中で頬を触った時、「冷たい!」と感じている人は、肌老化が非常に起こりやすい傾向があります。
これに対して頬がポカポカしている人は、冷たい方々と比べて、肌トラブルや老化が起こりにくい特徴があるのです。
今回は、いま肌が冷たくなっている皆さん向けに、肌老化の予防策をご紹介していきます。
肌の冷たさは血行不良の証!
顔の皮膚が手よりも冷たくなっている人は、顔の冷え性である「冷え顔」の予備軍です。
冷え顔になっている人は、体の冷え性と同様に、さまざまな不調や老化現象が起こりやすい傾向があります。
またこの状態の皆さんの中には、体や内臓も冷えている方々も多く見受けられますので、まずは自分の顔をチェックした上で、全身の冷え性対策をする必要もあると言えるでしょう。
「万病のもと」と呼ばれている冷えは、顔や肌、見た目年齢にも大きく影響しますので、若々しく生きるためにも、「冷え顔」にブレーキをかけるようにしてください。
冷たい肌に起こりやすいトラブル① シワやたるみ
肌の血行不良とも言える冷え顔の皆さんは、肌細胞の生まれ変わりに関わるターンオーバーが遅れがちです。
ターンオーバーの乱れはコラーゲンの産生に大きく関係する線維芽細胞の活性も低下させるため、結果として肌のハリや弾力が失われてシワやたるみが生じてしまうのです。
シワの解消に適したさまざまなエイジングケア化粧品が販売されている時代となりますが、
今既に冷え顔が生じている場合は、スペシャルコスメの効果を発揮させるためにも、肌の血行不良を改善させる努力も必要と言えるでしょう。
冷たい肌に起こりやすいトラブル② 大人ニキビ
冷え顔によって血行不良が生じると、肌の表面や毛穴に古い角質が溜まりやすくなることで、大人ニキビや吹き出物が多発します。
またターンオーバーの低下は、大人ニキビの回復に停滞を生じさせるため、シミや色素沈着が気になる人にも回避すべき存在であると言えるのです。
肌が本来持つさまざまな美容成分は、加齢とともに減少するのが一般的ですので、大人ニキビやシミという肌トラブルを起こさないようにする策も、非常に大事な老化予防になることでしょう。
冷たい肌に起こりやすいトラブル③ くすみ
血行不調によって肌本来の赤みが低下すると、黄や黒というくすみが目立つようになります。
ターンオーバーの乱れによって角質が溜まると、メラニン色素の沈着によって肌の透明感もなくなってしまうため、大人ニキビなどの際だったトラブルがなくても、十分に老化が進んでいるケースも多いのです。
特に目の周囲に生じる血行不良は、疲れた顔に直結するクマを作り上げる原因となりますので、健康的な表情を作るためにも、顔には「赤み」が必要と断言できるのです。
ナチュラルメイクでも周囲に明るい印象を与えるためには、肌の血行不良を改善してあげることが欠かせません。
肌の血行不良を改善する方法① 全身を温める
肌の血行不良という「冷え顔」になっている人の多くは、体の冷え性も抱えている傾向が高いです。
このような状態を回避するためには、バスタイムやティータイムを活用して「からだ全体を温めてあげること」が必要となります。
またウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、体の中からエネルギー燃焼を促してくれますので、冷え性改善のために体を動かす習慣を付けることもおすすめです。
エネルギー燃焼を更に高めたい時には、タンパク質の積極的な摂取と併せて筋肉トレーニングを実践するようにしてください。
肌の血行不良を改善する方法② マッサージをする
お風呂で温まった肌にマッサージを行うと、血行不良によって滞ったリンパの流れが改善し、翌朝以降の肌コンディションが良くなります。
またマッサージには交感神経の働きを高めてくれるリラックス効果もありますので、精神的なストレスで肌トラブルや冷え顔になっている人にも、より良い作用が期待できるのです。
マッサージの方法は、YouTubeでもたくさん紹介されていますので、動画を見ながら自分に合うものを探してみてください。
肌の血行が良くなると体に好循環が生まれる
肌の冷えが改善すると、これまで生じていたさまざまな肌トラブルが治りやすくなります。
また次第に肌色も明るくなってきますので、見た目年齢を若返らせるためにも、ぜひマッサージや体の冷えの改善に取り組んでみてください。
バスタイムに行うマッサージによって目のまわりやフェイスラインの血行が良くなると、スマホやパソコンの使いすぎによって生じていた眼精疲労や頭痛、肩こりなども緩和します。
まとめ
肌の冷えによって生じる肌トラブルは、顔だけでなく表情の明るさにも大きな影響を及ぼします。
この状態が酷くなるとエイジングケアコスメの効果も発揮できなくなりますので、全身の血行不良を改善しながら、少しずつ肌の温度も高めてあげるべきと言えるでしょう。