2018.10.3
「食欲の秋」が意外とダイエットに最適な季節である理由とは?
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「食欲の秋」は意外と痩せやすいってご存知ですか?
美味しい果物やスイーツなどがたくさん店頭に並ぶ9月~11月は、多くの女性が最も痩せにくいと思い込みがちな季節です。
しかしこのシーズンの気候や女性の身体の特徴をしっかり熟知している人たちは、食欲の秋ならではの美味しいものを賢く食べながら、上手に痩せていく傾向があります。
今回は、意外にもダイエットに最適なシーズンと言われる「秋」の魅力と、皆さんに知っていただきたい身体のメカニズムについて、徹底解説していきます。
秋がダイエットに適している理由1 夏より基礎代謝が高いから
効率よくダイエットをおこなうためには、普段の暮らしにおけるエネルギー燃焼とも言える基礎代謝は必ずチェックしておくべき存在です。
簡単に言ってしまえば、基礎代謝が非常に高い人は、低い人と比べてストイックな食事制限や激しい運動をしなくても理想のボディをキープしやすい体質と考えられます。
ダイエッターにとって注目すべき基礎代謝は、夏より秋の方が僅かに高い傾向があります。
また身体の冷えが生じやすい春や秋も、真夏と比べて遥かに基礎代謝が高いシーズンと言うことができるのです。
ちなみに基礎代謝は、人間の筋肉量とも密接な関係があります。
そのため、多大な苦労をせずに効率よく痩せたいと感じている人は、日頃のトレーニングを通して筋肉量をアップさせるのがおすすめとなります。
特に老化の始まるアラサー以上の女性は、徐々に筋肉が減ることで代謝も悪くなりやすい実態もありますので、若い頃と比べて痩せにくくなったと思ったら筋トレやエクササイズなどを日々の暮らしに取り入れた方が良いかもしれません。
秋がダイエットに適している理由2 褐色脂肪細胞が活性化するから
秋は、人間の身体に存在する脂肪細胞のうち、褐色脂肪細胞が活性化しやすいシーズンです。
人間の体温調節に関係する褐色脂肪細胞には、脂肪を分解して熱を作り出す特徴があります。
そのため、秋~冬などの寒い環境下では、交感神経の活動がアップすることで褐色脂肪細胞の活性化が促されるそうです。
ちなみにもうひとつの脂肪細胞である白色脂肪細胞には、脂肪をエネルギー源として細胞内に貯蓄する特徴があると言われています。
秋がダイエットに適している理由3 運動しやすい気候だから
真夏と比べて遥かに過ごしやすい秋は、散歩やウォーキングといった適度な運動を始めるのに適したシーズンです。
例えば、朝晩なら熱中症の心配のない秋にウォーキングを習慣化させると、きちんと運動をすれば身体が温まるとわかることで、寒い冬になっても積極的に外に出やすくなります。
これに対して秋と似た気候とも言える春は、習慣化ができた頃に梅雨や猛暑の夏が訪れるため、運動を続けるにはおすすめの季節にはならない実態があるのです。
ちなみに真夏は、脱水症状や熱中症の心配があるという意味でも、運動初心者にとってはハードな季節となります。
そのため、暑い日々が落ち着いた秋から運動を習慣化させて、翌年の夏をむかえる準備をするのもおすすめとなりそうです。
秋がダイエットに適している理由4 暴飲暴食が連日続きにくいから
美味しいものだらけの秋は、新そばまつりや芋煮会、バーベキューといった屋外で行われる食イベントの多いシーズンです。
しかし「食欲の秋」を象徴する秋のイベントは、基本的に週末が中心として行われる形となります。
これに対して12月~1月にかけて行われる忘年会や新年会は、酷い時期には連日のように暴飲暴食が続く形となるため、意外にも冬は太りやすいシーズンという見解もあるのです。
こうした形で美味しいものに触れる機会から秋と冬を比較すると、たくさん食べる日が週1回程度の秋は、意外と普段の食生活の中でカロリーや疲れた胃腸の調整をしやすいシーズンだと考えられます。
そもそも秋に食欲が増えるのには、きちんとした理由があるの?
秋に食欲を増す理由は、下記のような身体のメカニズムによるものだと考えられます。
・夏バテによる疲労回復のため
・冬に向けてエネルギーをたくさん蓄えるため
・不足したセロトニン量を増やすため
こうした形で「食欲の秋」になる原因を並べてみると、そのほとんどが人間の本能的なものであることがわかります。
しかし前述のとおり秋にはダイエットのスタートに適したポイントがたくさんありますので、毎日の運動やフードイベント参加の日を調整するなどの工夫をすることで、十分にダイエットを成功させられると言えそうです。