2014.5.27
妊娠線を消す
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妊娠線ができる原因はいくつか挙げられますが、大きな原因は急激に体重が増加してしまうことです。
お腹が大きくなる速度に皮膚が対応できず、皮膚の内部である真皮で断裂が起き、表面の肌に線として現れます。
妊娠線が現れやすい場所はお腹、太もも、バスト、おしり、二の腕など自分では見えにくい場所に出やすくなっています。
なぜ急激な体重増加に肌が対応できないかというと、妊娠中にステロイドホルモンという物質の分泌が活発になるからです。
このステロイドホルモンは肌のターンオーバーを乱したり遅くしたりするため、妊娠していない肌に比べると刺激に弱い肌へと変化させてしまいます。
そのため妊娠が判明した頃から、肌が急激な体重増加にも耐えることができるような準備が必要です。
その準備とは、保湿です。
保湿をすることで、肌のバリア機能を向上させるのです。
妊娠中の肌はとてもデリケートになっていますから、保湿には無添加や刺激の少ないものを使うように注意する必要があります。
それでも体質によって、妊娠線ができてしまう場合もあります。
もちろん体質にもよりますが、保湿を怠ると肌は再生が追いつかなくなってしまい、妊娠線も濃くなっていってしまいます。
妊娠線専用のケアクリームがいろいろとありますから、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
そしてお風呂上がりには、妊娠線の出やすい部分にやさしくマッサージしながらすりこむように塗ります。
皮膚からは見る間に水分が奪われ乾燥していってしまいますから、お風呂から上がってすぐがもっとも効果的であるのです。
特に妊娠線の出やすいお腹は保湿後に腹帯やさらしで保護すると、さらに保湿効果が続きます。
そのほかケミカルピーリングで妊娠線ができた皮膚に薬剤を塗り、皮膚の表面にある古い角質を取り除いて新しく皮膚が再生するよううながす治療法もあります。
肌に高周波とレーザーを当てて活性化させるサーマクール、細い針で炭酸ガスを皮下脂肪に注射するカーボメッドといった方法などもあります。