2014.6.26

カシューナッツダイエット

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アメリカのハーバード大学において、ナッツ類などの不飽和脂肪酸を導入したダイエット食について実験した報告事例が公表されました。実験は不飽和脂肪酸の多いナッツやオリーブオイルなどを使用した食事のグループ、カロリー計算された上で低カロリーの食事をするグループへ分けて、半年間にわたって行われました。その条件として毎食のカロリーはどちらのグループも女性が1,200キロカロリー、男性が1,500キロカロリーとして計算されています。

その結果はどちらのグループも平均して5kg減量したのですが、不飽和脂肪酸が多かったグループで体重の減った人も多く、その後のリバウンドもほとんどなく血圧も低下したという結果になりました。さらに1年後の追加調査が行われた結果、不飽和脂肪酸が多かったグループは低カロリーのお菓子でなくナッツを食べ続けていて、オリーブオイルのドレッシングで多くの野菜サラダを食べるよう心がけるようになっていました。全体的に、毎日の食事についてバランスが良くなったという報告もなされています。素人目からすると、低カロリーの食事グループがダイエットに向いているような気もするのですが、ナッツやオリーブオイルに含まれている不飽和脂肪酸がダイエットに良い影響を与えていると推測されます。

ナッツ類には良質な植物性油脂やビタミンE、カルシウムのほかにミネラル分を多く含んでいるものも多くあります。たとえばアーモンドは食物繊維が豊富であり植物性たんぱく質、カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄なども多く含まれていてノーコレステロールという特徴があります。つまり、市販のサプリメントにもよく見られる成分がこれらにも多く含まれているのです。ナッツが栄養の豊富なものであるということも、理解することができます。加えてナッツは固く、よく噛んで食べなければなりません。そのため、満腹中枢を刺激しやすいという利点もあります。魚や植物油に多く含まれている不飽和脂肪酸にはコレステロールを低下させるはたらきがあり、特にナッツやオリーブオイルで含まれている不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸は、脳の機能を高める活性物質としても注目されています。

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