2015.9.16
貴女は何型?肥満遺伝子を知って確実に痩せましょう!
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自分の肥満遺伝子を知って最適なダイエット法を選びましょう!
遺伝子検査が容易に行える現在では、肥満遺伝子を知ることがダイエットや生活習慣病の予防に繋がる時代となっています。
今回は、日本人の多くが該当する「4つの肥満遺伝子」について詳しく解説しますので、ぜひダイエットの参考にしてみてください。
肥満遺伝子とは何ですか?
遺伝子異常によって、体重のコントロールができなくなっている人は、「肥満遺伝子を抱えている」という状態となります。
肥満遺伝子が多い人は、脂肪燃焼や食欲の抑制がスムーズにできない体質となっているため、結果として「普通に生活をしていても太りやすい」という特徴があるのです。
日本人のほとんどが抱えている肥満遺伝子ですが、その型を把握するだけで、自分に合ったダイエット法が見出しやすくなります。
現在50以上存在している肥満遺伝子の中でも、日本人特有の「太りやすさ」に繋がるものをご紹介していきますので、自分の体質を把握する機会に繋げてみてください。
りんご型(β3AR)
りんご型は、日本人の34%が保有している肥満遺伝子です。
この型の皆さんは、「基礎代謝が1日200kcal低い」という特徴があるため、食事や運動によるカロリー計算を行う際にも、他の型とは異なる考慮が必要となります。
また「糖質の代謝が非常に悪い」とも言われていますので、白米や小麦粉を使ったうどんなどではなく、GI値の低い蕎麦や玄米、ライ麦などを中心とした炭水化物摂取を心掛けた方が良いと言えるでしょう。
りんご型の肥満遺伝子の場合は、お酒によって糖質を溜め込みやすい傾向もあるため、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒や、糖質オフの発泡酒をセレクトすることが、ダイエットに繋がるポイントです。
お腹まわりの脂肪は「りんご型特有の体型」とも言えますので、ぽっこりお腹に悩む皆さんは、糖質に注意したダイエットを行ってみてください。
洋ナシ型(UCP1)
洋ナシ型の肥満遺伝子は、日本人の25%が保有しています。
1日における基礎代謝は100kcal低い傾向がありますので、りんご型と比べれば「少しエネルギー燃焼が良い」と言えるでしょう。
洋ナシ型の皆さんは下半身太りに陥りやすく、ダイエットを頑張ってもなかなか痩せにくい特徴があります。
またこの肥満遺伝子を持つ女性は婦人科系疾患を発症しやすい傾向がありますので、ホルモンバランスを崩すようなストイックなダイエットはやめて、健康的に痩せる策を選んだ方が良いと言えそうです。
洋ナシ型の方々が食事のコントロールを行う際には、「脂の摂り方」に注意をするようにしてください。
動物性の脂質は皮下脂肪に直結してしまいますので、植物性のオリーブオイルやオメガ3脂肪酸などの魚の脂を多く摂取すると良いでしょう。
洋ナシ型の皆さんが肉ばかり食べてしまうと、太ももなどに脂肪がたくさん付きますので、タンパク質の摂取全般に注意と心掛けが必要です。
バナナ型(β2AR)
バナナ型の肥満遺伝子は、日本人の16%が保有をしています。
基礎代謝は一般の人と比べて「1日200kcal高い」ため、バナナ型は逆肥満遺伝子と呼ばれることもあるようです。
一見スリムに見えるバナナ型ですが、体重増に繋がる筋肉がつきやすい傾向があります。
また一度太ると「なかなか痩せない」という難点もあるため、スリムな体型の割には油断ができない体質であると言えるでしょう。
バナナ型の皆さんは、タンパク質の合成が上手にできないため、大豆製品や肉をメインとした食習慣にする必要があります。
また心疾患や低血圧症、うつ病などにもかかりやすい遺伝子となりますので、運動などを通して心身を元気にすることから体型管理をすべきです。
アダム・イヴ型
アダム・イヴ型は、体質ではなく生活習慣によって太る皆さんです。
この型に属する人々は、「○○を食べると太りやすい」という傾向がないため、生活習慣全般を見直しながらバランス重視でダイエットを行う必要があります。
遺伝3割・生活習慣7割の原因で肥満になります!
日本人における肥満は、遺伝による原因が30%しかありません。
ほとんどの人は、欧米化している食習慣や運動不足、ストレスなどによるものとされていますので、まずは「生活全般を見直すこと」からダイエットに繋げるようにしてください。
肥満遺伝子はどこで調べるの?
肥満遺伝子の診断キットは、大手化粧品メーカーや医薬品会社などで取り扱っています。
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで「肥満遺伝子」と検索すればさまざまなキットが出てきますので、自分の目的や予算に合ったものを選んでみてください。
スタンダートな肥満遺伝子キットは5,000円~10,000円程度で購入できるため、どんな人でも気軽にチャレンジできる存在と言えるでしょう。
まとめ
キットを使って肥満遺伝子を知ることは、生活習慣病やうつ病などの対策に繋がると言えそうです。
肥満遺伝子の型によってダイエットのアプローチも異なりますので、まずは「自分がどのタイプなのか?」を把握することからスタートしてみてください。